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ここでは、これまでに発表してきたインスタレーションの作品を掲載しています。

1つのテーマで会場を構成し、見るアングルやライティングを考えて表現しました。



They always shoot us                                        1984
これは私が大学院2回生で発表した作品です。

脳味噌をモチーフとし、200数十個で構成しました。人種差別、ピラミッド社会、個性無視といったことをテーマとしました。若い時代のモヤモヤとした気持ちを発散した作品です。


          
              ギャラリーマロニエ(京都)

ハジメテノイノリ                                            1993
これは「祈り」シリーズの1回目の作品です。

原始宗教のアニミズム的な表現として制作しました。
球体に近いもの、シンメトリーに近いもの、二股に分かれた木、水が溜まるものなどを見るとそこに神が宿っているように思われる。そのようなイメージを表現しました。

             ギャラリ−・マロニエ(京都)

祈ルモノタチヘ                                             1994
これは「祈り」シリーズの2回目の作品です。

原始宗教のシャーマニズムをテーマとした作品です。
中央にシャーマン(巫)、前中央に祈りの門、奥中央に祈りの輪、左右中央に祈りの塔、四隅に祈子を曼荼羅的に配したインスタレーションの作品です。

              ギャラリーマロニエ(京都)

祈リヘノ径                                               1995
これは「祈り」シリーズの3回目の作品です。

原始宗教のシャーマニズムをテーマとした2回目の作品です。
悩んでいる者が歩いていると、左右にいる10人の友人達が導いてくれ、その先にシャーマン(巫女)が待ってくれている情景を表現しました。


              ギャラリーマロニエ(京都)

祈ルタメニ                                               1996
これは「祈り」シリーズの4回目の作品です。

原始宗教のシャーマニズムをテーマとした3回目の作品です。
中央に男巫と女巫を配し、その周りに二人の愛するものを小さくつくり並べました。喜びを表現できるように照明を多く使い、明るい会場に構成しました。
             
              ギャラリーマロニエ(京都)

祈リツヅケル                                              1997
これは「祈り」シリーズの5回目の作品です。

原始宗教のトーテミズムをテーマとした制作した作品です。3世代1家族6人の魂・絆を中央に球体として置き、周りに棺(甕棺墓)を配しました。
棺は家族それぞれの性格のようなものを装飾的に表現しました。
       
        ギャラリーマロニエ(京都)
        ワコール銀座アートスペース(東京)

マ・ツ・リ                                                1999
これは「祈り」に続くテーマとしての「祭り」シリーズの1回目の作品です。

一人の人間が火を焚き、平穏を祈るための祭りです。中央に高く燃え上がる炎を表現し、その前後左右にその炎を分けて器に頂き、小さな炎を燃やし続ける。左右と後ろの壁には、見たものを形で記録した円盤6枚と、見たものを文字として記録した円盤4枚を配しました。










              
              ギャラリーマロニエ(京都)

祈リ                                                   2000
これはアメリカのワシントンD.C.のジョージタウンで発表した作品です。

これまでの「祈り」を纏めたようなかたちで制作しました。
階段を上ると水を張った水盤があり、ここを通る者に緊張を与えるような刃物を表現したものが入れてあり、手を洗うことで身を引き締めさせる。
そして、門をくぐり入っていくと神獣がいて、ここでも通る者に緊張感を与える。そして漸く祈りの塔に到達出来、そこで祈りを奉げることができる。










  ギャラリー・オクダ・インターナショナル(U.S.
A)

マ・ツ・リ − 収穫ヲ思ウ                                      2005
これは「祭り」シリーズの2回目の作品です。

生きるために食する食物の収穫を祝うことをテーマとしました。
中央には、育てるために欠くことの出来ない水を溜める器を配し、四方には赤色をした台に収穫した食物の形をイメージした飾り物を置き、四隅にはこれらの収穫を祝う儀式を他から守るための槍を配しました。
              ギャラリーマロニエ(京都)

小さな祈りたち                                            2006
これは、これまでテーマにしてきた「祈り」を掌に乗るような大きさで制作したものです。

会場の中央には、円盤・方盤などを49枚碁盤の目に並べ、その上に18個の作品を配しました。
それ以外にも、周りに17点の小さな作品を展示しました。


              ギャラリーマロニエ(京都)

黒化粧研出文による25年の制作                                  2011
私が黒化粧研出文という技法を生み出して制作を始めてから、ちょうど25年になりました。
これを一つの区切りとして、自分で選びました代表的な作品や、インスタレーションの作品の一部と合わせて約25点展示しました。




               尼信博物館3階(尼崎)


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